「App:IDE:Arduino IDE」の版間の差分
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2022年11月12日 (土) 17:38時点における版
インストール
・Arduino IDEをダウンロード&解凍
解凍先のフォルダにあるファイルを使う事になるため、実行したい場所に解凍して下さい。
・インストール開始
【Windows7〜10】
- Winowss Store版
- 直接インストールされます。
- ショートカットも自動で作られます。
- Zip版:https://www.arduino.cc/en/software
- ダウンロード後に手作業で解凍。
- 手作業で"C:\Program Files\"に保存
- arduino.exeを実行すると起動します。
- ショートカットは自分で作りましょう。
【linux】
- ver2.0.1 download版:arduino.cc (https://arduino.cc)
- インストールは面倒ですが、使うだけなら簡単です。
- arduino.cc からアプリケーション版をダウンロード。解凍作業はありません。
- 実行権限を付与 chmod 655 arduino-ide_2.0.1_Linux_64bit.AppImage
- そのフォルダ内で実行 ./chmod 655 arduino-ide_2.0.1_Linux_64bit.AppImage
- これだけです。
- desktop entry(ショートカット)を作る場合、
- cd ~/snap/
- mkdir arduino
- cd arduino
- cp -r ~/ダウンロード/arduino-ide_2.0.1_Linux_64bit.AppImage .
- cd ./.local/share/applications
- gedit arduino
[Desktop Entry] Type=Application Name=ArduinoIDE2 Exec=/home/■/snap/arduino/arduino-ide_2.0.1_Linux_64bit.AppImage Path=/home/■/snap/arduino/ Icon=/home/■/snap/arduino/arduino.png Terminal=false Categories= Comment=Arduino IDE 2.0.1- こんな感じです。
- "/home/■/"の部分をよく"~"って書く事がありますが、このファイルは受け付けないのでフルパスで書くのが必須です。
インストールフォルダ(本体)
- /snap/arduino/70/
実行ファイル
- /snap/arduino/70/arduino
default folder(プログラムとライブラリを入れるフォルダ)
- Project : "~/snap/arduino/70/Arduino/Projects/"
- Board : "~/???"
- Library : "~/snap/arduino/70/Arduino/Projects/libraries"
- または"~/snap/arduino/current/Arduino/libraries"
- ※中身は同じファイル
- ver1.8.9 download版:arduino.cc (https://arduino.cc)
- 〜.tarを解凍して動かしたいフォルダに移します。 "~/snap/"または"~/.local/が一般的なようです。
- install.shを実行すると、"~/.local/share/applications/" にショートカットが登録されます。
- bash arduino-linux-setup.sh $USER
- reboot
- 再起動後に
- sudo bash install.sh
- これでインストール完了です。ショートカットから起動できます。
- pip・pyserialをインストールします。
- terminalを起動して、コマンドを実行します。
sudo apt-get install pip
sudo pip3 install pyserial
- これでも書き込みができない場合もあります。(未調査)
- ただし、
- Linux用のダウンロード版は色々なエラー(Serial/pip/python...)が出る事があるため、あまりオススメしません。
・Arduino IDEの環境を設定
【Arduino Uno】
- 開発ボードの名前をを選択:"ツール”→"ボード"→"Arduino AVR Boards"→”Arduino Uno"
【Arduino Nano】
- "ツール”→"ボード"→"ボードマネージャ"で"Every"を検索して、"Arduino AVR Boards"をインストール
- 開発ボードの名前をを選択:"ツール”→"ボード"→"Arduino AVR Boards"→”Arduino Nano"
【Arduino Nano Every】
- "ツール”→"ボード"→"ボードマネージャ"で"Every"を検索して、"Arduino AVR Boards"をインストール
- 開発ボードの名前をを選択:"ツール”→"ボード"→"Arduino AVR Boards"→”Arduino Nano Every"で開発ボードの名前をを選択
【ESP8266】
- "ファイル"→"環境設定"→"追加のボードマネージャのURL"にURLを追加
- "ツール”→"ボード"→"ボードマネージャ"で"8266"を検索して、"esp8266 by ESP8266 Community"をインストール
- 開発ボードの名前をを選択:"ツール”→"ボード"→”ESP32 Arduino"→”Generic ESP8266 Module"
【ESP32】
- "ファイル"→"環境設定"→"追加のボードマネージャのURL"にURLを追加
- "ツール”→"ボード"→"ボードマネージャ"で"ESP32"を検索して、"ESP32 / by Espressif Systems" 2.0.5 をインストール
- 開発ボードの名前をを選択:"ツール”→"ボード"→”ESP32 Arduino"→ボード名(下記)
メーカー ボード名 img Arduino IDE 設定 ボード名 補足 Expressif ESP-DevBoardC-32D ESP32 Dev Module 困った時はコレにしておけば大抵動く HiLetgo NodeMCU-32S NodeMCU-32S
- "ツール”→”シリアルポート"でボードのつながっているCOMポートを選択
・スケッチを何か書き込んで動作確認。
※VSCodeを使う可能性場合、先頭に "#include <Arduino.h>"を入れる。ArduinoIDEでも書いてあっても問題ない。
"→"ボタンでコンパイル&書き込み。この時点で保存先を聞かれるので、環境設定で指定したフォルダ内にファイル名を設定して保存する。
※ArduinoIDEではファイル名を指定するとその名前のフォルダが作られて、自動的にその中にファイルが置かれる。
#include <Arduino.h> int i;
void setup() {
- Serial.begin(9600);
- Serial.println("--Start--");
}
void loop() {
- Serial.println(i++);
- delay(1000);
}
"ツール"→"シリアルポート"→それっぽいCOMポートを選択
- Windows ・・・例:"COM4"
- Linux ・・・例:"ttyUSB0"
"ツール"→"シリアルモニタ"→一番下で"9600bps"を選択
1秒毎に数字が表示されれば動作確認完了。
注意事項
VSCodeを使う場合の Arduino IDE の選び方
Windows Storeからインストールすると、Arduino IDEのインストール先フォルダがセキュアフォルダ内になります。
- C:\Program Files\WindowsApps\AndroidLLC
VSCodeを使う場合このフォルダにアクセスする事があります。
しかし、セキュリティーの問題によりこのフォルダ "WindowsApps” の内側のファイルに容易にアクセスできず、エラーになります。
解決する手段が面倒なため、VSCodeを使う場合には、Windows Store版 Arduino IDEのインストールはお勧めしません。
必ず Arduino.cc から Arduino IDE をダウンロードした最新のファイルをインストールして下さい。
Arduino IDEでコンパイルエラーが連発する時
次の空のプログラムをコンパイルさせてみて、それでもエラーが出るか確認して下さい。
空のプログラム #include <Arduino.h> void setup() { }
void loop() {
}
上記の空のプログラムでもエラーが出る場合、 次の手順でArduino IDEとデータフォルダを全て消してから再インストールするのをお勧めします。
手順(上から順に実施) Arduino.ccからのダウンロード版 Windows Store版 スケッチブックの保存場所のフォルダを全て消してから 再インストールするため、その準備として、そこに入って
いる必要なファイルを全て別の場所にコピーして消えない
ように保存する。
スケッチブックの保存場所のフォルダはArduino IDEで確認すること。Arduino IDEで"ファイル"→"環境設定"(右を参照)
Default:"C:\Users\(ユーザー名)\Documents\Arduino" Default:"C:\Users\(ユーザー名)\Documents\ArduinoData" Arduino IDEをアンインストール 上記スケッチブックの保存場所のフォルダを消す。 Default:C:\Users\(ユーザー名)\Documents\Arduino Default:C:\Users\(ユーザー名)\Documents\ArduinoData データフォルダを消す。 C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Arduino15 C:\Users\(ユーザー名)\Documents\ArduinoData\packages
※Mac,Linuxの対処法は Arduino.cc に記載されています。
Arduino IDEから書き込み中に "スケッチの書き込み中にエラーが発生しました" と表示される時
IDEのエラー表示 Connecting........_____....._____....._____....._____....._____....._____.....____ スケッチの書き込み中にエラーが発生しました
A fatal error occurred: Failed to connect to ESP32:
Timed out waiting for packet header
原因 USBドライバのトラブル。 CLK/TXD0/RXD0に何かがつながっている。 EN,IO0,DTR,RTSの接続がおかしい 対策方法 1. USBシリアルを抜き差しして再書き込みしてみる。 2. USBを差し込むPCのポート(差込口)を別の所にしてみる。
CLK/TXD0/RXD0はDEVKIT端子はOPEN又はESP32仕様書の使い方にする。 ESP32仕様書/DevKit仕様書の使い方にする。
【ESP32】Arduino IDEから書き込みまで完了するのに起動しない、EN SWを押すと起動する場合
IDEのエラー表示 なし 原因 起動時にIO0がPullDown/Low入力になっている。 対策方法 起動時にIO0がPullUp又はOPENにする。(Defaultで起動中に内部pull-upがONになるため、OpenにするとHighが入力される)
【ESP32】Arduino IDEから書き込みまで完了するのに起動しない、EN SWを押すと起動する場合
IDEのエラー表示 なし 原因 起動時にIO0がPullDown/Low入力になっている。 対策方法 起動時にIO0がPullUp又はOPENにする。(Defaultで起動中に内部pull-upがONになるため、OpenにするとHighが入力される)
ファイル名を変えた直後に存在しない過去のファイルに対するエラーが出る場合
IDEのエラー表示 原因 IDEがファイル名の変化をトレースできてない。 対策方法 IDEを再起動
ライブラリのインストール方法
- 基本的には Arduino HP 記載 の通りです。
Header File Library インストール方法 download url WiFi.h ESP32Ping.h https://github.com/marian-craciunescu/ESP32Ping TFT_eSPI.h https://github.com/Bodmer/TFT_eSPI